<<日本ファジィ学会 第17回 評価問題研究会>>
[テーマ] 『バリアフリーへの実践的な試みと評価』
[講師]筑波技術短期大学 加藤 宏 氏
日本電気 北風 晴司 氏
標記講演会を下記の要領で開催いたします。今回はバリアフリーをテーマに、「教
育環境における情報補償」「メーカーにおけるバリアフリー商品開発」という2つの
視点から、それぞれの世界で実践的に活動をされてきたおふたりの方に、ご講演をお
願いしました。
バリアフリーとは、高齢者、障害者、一般の人々の間の障壁を取り除き、すべての
人々が平等に社会に参加し、道具を利用し、情報へアクセスできるような環境や道具
をデザインするための考え方です。このようなバリアフリーの環境や道具のデザイン
・実践・評価などについて、はじめての方にもわかりやすくお話していただきます。
会員外の参加も大歓迎です。
お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
なお、事前の参加申込は不要ですので、当日直接会場へお越し下さい。
[主 催] 日本ファジィ学会 評価問題研究会
[日 時] 2000年5月13日(土) 14時〜17時
[会 場] 専修大学神田校舎 1号館 5階 ゼミ54
(地下鉄神保町駅,九段下駅,JR水道橋駅 下車。
地下から入って、エレベータで5階へ行ってください)
[参加費] 500円
[問合せ先] 担当幹事: 田丸恵理子(富士ゼロックス株式会社)
FAX(045)336−3803;
eriko.tamaru @fujixerox.co.jp
[内容]
1)高等教育における情報(視覚・聴覚)障害者のための情報補償環境
- 筑波技術短期大学での試み10年間の実践とその評価 - (加藤氏)
筑波技術短期大学は、わが国で唯一の聴覚障害者・視覚障害者を対象とした高等教
育機関である。ここで10年間に渡って、教育環境における情報補償のさまざまな実
践が行なわれてきた。またこれらを評価・検証し、情報障害者の主体的な学習および
学生生活の実現のための「適切で有効な情報補償環境の整備とその指針」を作り上げ
た。本講演では、特に視覚的な情報補償を中心に、具体的な実践事例を交えながら、
それらの評価結果と指針について紹介する。
同じ内容がこころ Web に掲載されています.[05/30/00]
2)情報へのアクセスビリティを向上させるためのデザインと評価 (北風氏)
情報化が進むにつれて、高齢者や障害者の情報へのアクセスがますます困難になっ
てきている。本講演では、高齢者や障害者が通信端末や公共システムなどの情報シス
テムへのアクセスビリティを向上させるための入出力デバイスの開発や、障害の種類
や程度に適合した適応的システムと評価パラメータなどの研究開発の事例を紹介し、
障害者の情報システムの利用促進のための試みについて述べる。また、メーカーとし
て商品のバリアフリー化に取り組む際の実際的な課題などについても述べる。
ご講演の スライド(PowerPoint)をいただきました.[05/30/00]
評価関連の催し
murofusi@fz.dis.titech.ac.jp