<<日本ファジィ学会 第16回 評価問題研究会>>
『NGO活動の評価』
大河内 秀人 (アーユス:仏教国際協力ネットワーク 理事)
長 畑 誠 (シャプラニール 海外事業課長)
標記講演会を下記の要領で開催いたします。
今回は、NGOのプロジェクト評価の方法や課題について、
実際に海外でのNGO活動に携わっている長畑誠氏(NGO組織
シャプラニール海外事業課長)と、数多くのNGOを支援する組織
アーユス理事の大河内秀人氏にご講演をお願いしました。
NGO活動はODAに比べて資金規模が小さいため、これまで
プロジェクトの成果についてあまり評価活動が行われず、
人道的見地から、援助は基本的に良いものだと信じられてきたそうです。
ところが、飢えた乳幼児を救うために送られた粉ミルクが、現地の
生活習慣や環境、識字率、等の問題から、却って乳幼児死亡率を
高めてしまう、という実態が事後評価から明らかになるなど、
真に効果的な活動を行うためには事前評価および事後評価の
必要性が認識されてきたそうです。
(アーユス「NGOプロジェクト評価研究会」編
「小規模社会開発プロジェクト評価」国際開発ジャーナル社、1995より)
今回はまず、大河内氏からNGOの評価活動の経緯やアーユスの支援の仕方
などをお話しいただき、次に長畑氏に実際にシャプラニールが行った評価活動の
ご報告を、現場(ダッカ)での経験に基づいてお話していただきます。
会員外の方の参加も大歓迎です。
お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
なお、事前の参加申込は不要ですので、当日直接会場へお越し下さい。
[主 催] 日本ファジィ学会 評価問題研究会
[日 時] 1999年11月20日(土) 14時〜17時
[会 場] 専修大学神田校舎 2F 203 教室
(地下鉄神保町駅,九段下駅,JR水道橋駅 下車)
[参加費] 500円
[問合せ先] 担当幹事: 松下倫子(関東学院女子短大)
FAX(045)787−7990; mmatsu@kanto-gakuin.ac.jp
(講師略歴)
大河内秀人 (おおこうちひでひと) 氏
1957年東京生まれ
慶應義塾大学法学部政治学科ならびに大正大学仏教学部卒
現在 浄土宗見樹院ならびに浄土宗寿光院住職
アーユス(仏教国際協力ネットワーク)理事
財団法人全国青少年教化協議会専門委員
シェア=国際保健協力市民の会理事
特定非営利活動法人パレスチナ子どものキャンペーン常務理事
足元から地球温暖化を考える市民ネット・えどがわ運営委員
特定非営利活動法人日本国際ボランティアセンター理事
共編 「検証・子どもの権利条約」 日本評論社 1997.5
共編著「小規模社会開発プロジェクト評価」 国際開発ジャーナル社 1995.10.
共編 「若者と宗教」創教出版 1987.12.27.
長畑誠 (ながはたまこと) 氏
1961年東京生まれ
東京大学法学部卒
上智大学大学院国際関係論専攻修士課程卒 国際関係論修士
現在 シャプラニール=市民による海外協力の会海外事業課長
1992年12月より1997年4月まで 同会ダッカ駐在 (ダッカ事務所長)
「マイクロファイナンスとNGO活動」『マイクロファイナンス読本』
岡本真理子.粟野晴子.吉田秀美共編.国際開発高等教育機構.1999
「多種・多様な視点からのモニタリングとエバリュエーション」
『小規模社会開発プロジェクト評価』
NGOプロジェクト評価方法研究会.国際開発ジャーナル.1995
『NGO最前線』(共著)柏書房 1993
『シャプラニールの熱い風・第2部』(共著) めこん社.1992
「シャプラニールの識字」
『識字と人権』国際識字年推進連絡会編 解放出版社 1991
『シャプラニールの熱い風・第1部』(共著) めこん社.1989
シャプラニールのホームページ(活動内容が良く分かります)
アーユスのホームページ
アーユス東海のホームページ
評価関連の催し
murofusi@fz.dis.titech.ac.jp