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オーガナイズドセッション  講演リストと要旨


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★オーガナイズドセッション 講演リスト
(講演タイトルをクリックすると要旨へジャンプします)
一番最近のセッション
第5回インテリジェント・システム・シンポジウム
評価問題研究部会 オーガナイズド・セッション
「ファジィの新たな応用:ファジィ評価 ― ファジィ積分を中心として ― 」
(平成7年9月30日(土) シンポジウム2日目,電気通信大学)
ファジィ測度を用いた最大値,平均値,最小値の中間の評価
高萩 栄一郎 (専修大学)
確率的不確実性下でのリスク態度のファジィ測度に基づくモデル分析
塚本 弥八郎 (名城大学)
ファジィ測度によるデザイン評価の研究
井上 勝雄,安斎 利典 (デザインオペレーション21), 土屋 雅人 (三菱電機)
属性の相関とファジィ測度の非加法性との関係
 ― ベクトル値関数の多重線型ファジィ積分による考察 ―
松下 裕 (清水建設)
階層化ファジィモデリングの関数的完全性について
菊池浩明,大竹章裕,中西祥八郎 (東海大学)
ファジィ評定データの可能性線形回帰分析
竹村 和久,侯 徳宇,呉 俊彦 (筑波大学)
多元配置型ファジィ評価データの探索的解析
長沢 伸也 (立命館大学)
ファジイ積分とAHPの因子間独立性判定比較に基づく隠れ影響因子の発見手法
鷲尾 隆(三菱総合研究所),北村 正晴 (東北大学)
包除被覆とChoquet積分を用いた非加法的AHP
室伏 俊明 (電気通信大学)
包除被覆とMobius反転
藤本 勝成 (東北大学)
ファジィ測度の同定について
高萩 栄一郎 (専修大学),室伏 俊明 (電気通信大学)
第12回 ファジィシステムシンポジウム
評価問題研究部会 オーガナイズドセッション 「ユーザビリティ評価の実際」
(平成8年6月5日(水) シンポジウム2日目,早稲田大学国際会議場)
富士ゼロックスの操作性デザインの概要とそのトピックス
萩本晋(富士ゼロックス)
操作履歴分析によるユーザビリティテスト
岡田英彦,旭敏之(NEC)
ユーザビリティー評価に基づく多機能電話機のインタフェース設計
米村俊一、星公夫、浜田洋(NTT)

[目次]


第13回 ファジィシステムシンポジウム
(平成9年6月4日(水)〜6日(金),富山大学)
評価問題研究部会 オーガナイズドセッション
  1. 講演「対話型システムのユーザビリティ設計とその評価」
     小松原明哲(金沢工業大学)
  2. 講演「リスクの概念と評価方法
     武井勲(青山学院大学)
  3. チュートリアル講演「DEAの理論と応用」
     上田 徹(成蹊大学)
  4. 研究発表「DEA(包絡分析法)」
    「三角型ファジィ数を用いたDEA」
    上田 徹,上村 哲志 (成蹊大学工学部経営工学科)
    「重み制約付きDEAについて」
    前田豊,高橋範光,田中英夫(大阪府立大学)
    「Fuzzy DEA with Fuzzy Data」
    Peijun Guo and Hideo Tanaka (Osaka Prefecture Univ.)
  5. 研究発表「感性工学」
    感性検索システムへの取り組みについて
    今中武,三浦康史,九津見洋,小澤順(松下電器産業(株)中央研究所)
    富士通における『印象の工学』の研究について
    大沢光(富士通(株)感性技術推進部)
    日立製作所中央研究所における感性情報メディア研究
    北原義典((株)日立製作所中央研究所)
    日本ファジィ学会における感性工学研究
    中森義輝(甲南大学)
  6. パネルディスカッション「感性工学をこう考える」
    司 会 中森義輝(甲南大学)
    パネラ 森典彦(東京工芸大学)
        長町三生(呉高等専門学校)
        清水義雄(信州大学)
        長沢伸也(立命館大学)

[目次]


第14回 ファジィシステムシンポジウム
(平成10年6月5日(金),長良川国際会議場)
評価問題研究部会 オーガナイズドセッション
「コンピュータ音楽と感性評価」
三輪 眞弘岐阜県国際情報科学芸術アカデミー
(第14回 ファジィシステムシンポジウム講演論文集 pp.855-856)

[目次]


第 10 回 FAN インテリジェント・システム・シンポジウム
(平成 12 年 10 月 28 日 (土),29 日 (日) 明治大学 駿河台校舎 リバティタワー)
企画セッション「ファジィ評価」
(平成 12 年 10 月 28 日 (土) 9:50 - 10:50,シンポジウム 第1会場)
  1. 単調ファジィ論理関数によるあてはめの評価
    ○菊池 浩明,中西 祥八郎(東海大学 電気工学科)
  2. ファジィ積分を利用した相補律を満たしたファジィ論理関数
    高萩 栄一郎(専修大学 商学部)
  3. 被修飾語の差異が程度副詞のメンバーシップ関数に及ぼす影響
    吉川 歩(岡山大学 教育学部)

シンポジウム ホームページ: http://www.sys.cs.meiji.ac.jp/fan00/

[目次]



★オーガナイズドセッション講演要旨
第5回インテリジェント・システム・シンポジウム
評価問題研究部会 オーガナイズド・セッション
「ファジィの新たな応用:ファジィ評価 ― ファジィ積分を中心として ― 」
(平成7年9月30日(土) シンポジウム2日目,電気通信大学)

「ファジィ測度を用いた最大値,平均値,最小値の中間の評価」
高萩 栄一郎 (専修大学)
ファジィ測度とショケ積分を用いて、 最大値、平均値、 最小値の中間の総合評価を行う方法が提案された。 その方法では、各評価項目の重みと φs変換のような関数xによって、 ファジィ測度値が決定される。 さらに、関数xの性質と総合評価値の関係や、 OWAオペレータの重みから関数 xを決定する方法も述べられた。  (講演論文集 pp.407-412)

「確率的不確実性下でのリスク態度のファジィ測度に基づくモデル分析」
塚本 弥八郎 (名城大学)
従来、不確実性下での選択行動/態度の分析は「期 待効用理論」に沿ってなされて来たが、本研究では、 確率を変換して得られるファジィ測度によるショケ積 分最大仮説に基づく意思決定モデルが提案された。さ らに、このモデルに沿って確実性同値、リスクプレミ アム、確率プレミアムなどが再検討された。  (講演論文集 pp.413-416)

「ファジィ測度によるデザイン評価の研究」
井上 勝雄,安斎 利典 (デザインオペレーション21), 土屋 雅人 (三菱電機)
前半では、デザイナーの意思決定のための情報提供 という観点から、可能性測度、必然性測度、加法的測 度の 3つの測度による多角的なデザイン評価が提案さ れ、これを携帯電話機の評価に適用した事例が述べら れた。後半では、優加法性と劣加法性が混在する新し いファジィ測度の決定方法が提案された。  (講演論文集 pp.417-422)

「属性の相関とファジィ測度の非加法性との関係
 ― ベクトル値関数の多重線型ファジィ積分による考察 ―」
松下 裕 (清水建設)
ベクトル値関数の加法的多重線型ファジィ積分が実 数値関数の多重線型ファジィ積分に一意に対応すると いう命題が示され、これから、歪みのある相関がファ ジィ測度の非加法性を引き起こすという結論が導かれ た。また、非線形効用理論により、ベクトル値関数の 加法的多重線型ファジィ積分の理論づけがなされた。  (講演論文集 pp.423-428)
「階層化ファジィモデリングの関数的完全性について」
菊池浩明,大竹章裕,中西祥八郎 (東海大学)
階層的ファジィモデリングが関数的に完全ではない こと、すなわち、階層モデリングでは表現できない関 数が存在することが示された。また、階層モデリング 可能な関数について、メモリ空間を最小にする入力変 数集合の最適分割と、階層の最適構造が明らかにされ、 階層化による効果が定量的に見積もられた。  (講演論文集 pp.429-434)

「ファジィ評定データの可能性線形回帰分析」
竹村 和久,侯 徳宇,呉 俊彦 (筑波大学)
ファジィ評定データ分析のための、最小自乗法を用 いたヒューリスティックなファジィ線形回帰分析が提 案され、従来の可能性線形回帰分析と比較検討された。 その結果、提案された分析法は、従来の分析法よりも 予測値の幅と代表値が実測値に近く、メンバーシップ 関数の適合度も平均的に高い値を示した。  (講演論文集 pp.435-438)

「多元配置型ファジィ評価データの探索的解析」
長沢 伸也 (立命館大学)
分散分析等の通常の統計モデルが、正規分布を仮定 したり、外れ値に敏感に反応するため、ファジィデー タ(主観的な感性評価データ)解析に必ずしも適切でな い。このため本研究では、メジアンポリッシュ(探索 的データ解析の一手法)を多元分類データに拡張、 ファジィデータへ適用し、その有効性を示した。  (講演論文集 pp.439-444)

「ファジイ積分とAHPの因子間独立性判定比較に基づく隠れ影響因子の発見手法」
鷲尾 隆(三菱総合研究所),北村 正晴 (東北大学)
評価モデル構築の際、一般に、すべての影響因子を 枚挙することは必ずしも期待できないという事実に基 づき、ファジィ積分と AHPを並行して用いる隠れ因子 の発見支援手法が提案された。今回の発表では特に、 各解析の前提の妥当性検証の定式化、隠れ因子の存在 可能性の高いモデル部分の同定方法が述べられた。  (講演論文集 pp.445-450)

「包除被覆とChoquet積分を用いた非加法的AHP」
室伏 俊明 (電気通信大学)
従来のAHPにファジィ測度とChoquet積分を導入し、 評価基準間の相互作用を扱えるようにした非加法的 AHPが提案された。これは、従来のAHPで納得のいく結 果が得られないとき、相互作用のある評価基準間から 加法性を除いていくものである。このとき生じる部分 的非加法性の表現に包除被覆の概念が用いられる。  (講演論文集 pp.451-456)

「包除被覆とMobius反転」
藤本 勝成 (東北大学)
最小既約包除被覆の持つ意味が解説され、定理「フ ァジィ測度μに対して、そのMobius反転μMが0でない 部分集合の族{A|μM(A)≠0}の既約化は、μに関す る最小既約包除被覆に一致する」が示された。この結 果によって、これまで非常に困難とされていた最小既 約包除被覆の同定が、極めて容易になった。  (講演論文集 pp.457-462)

「ファジィ測度の同定について」
高萩 栄一郎 (専修大学),室伏 俊明 (電気通信大学)
残差2乗和最小化によるファジィ測度の同定に関し て、多重共線性、構造分析の有効性、定数項の有無、 ファジィ測度の単調性・非負制約の必要性、各説明変 数の評価単位の一致、サンプルの大きさなどの問題点 が議論され、従来の凸2次計画法の改善、包除被覆の 利用などの対策案が提示された。  (講演論文集 pp.463-468)

担当幹事 室伏俊明(電気通信大学)  [講演リストの元の場所目次]


第12回 ファジィシステムシンポジウム
評価問題研究部会 オーガナイズドセッション 「ユーザビリティ評価の実際」
(平成8年6月5日(水) シンポジウム2日目,早稲田大学国際会議場)

「 富士ゼロックスの操作性デザインの概要とそのトピックス」
萩本晋(富士ゼロックス)
富士ゼロックスにおいて、 操作性デザインが設計から如何にして製品に作り込まれているかを説明された。 また、被験者を用いた評価実験において見つかった特徴的な行動 (機械を止めたいとき、 一度押せば止まるストップボタンを何度も押してしまうなど) についても述べられ、 これらの行動を今後のユーザインタフェースに活かせないかという問題提議をされた。  (講演論文集 pp.229-230)

操作履歴分析によるユーザビリティテスト」
岡田英彦,旭敏之(NEC)
操作性テストを効率的に行うためのツールである「UIテスタ」と「GUIテスタ」の 2つのツールと、 それらのツールを用いて実際に操作性の改善が行われた例について説明された。 「UIテスタ」はコントロールパネルをシミュレートしたもので、 ユーザがコントロールパネルを操作すると操作履歴が蓄積され、 多くのユーザが正規の操作系列から外れるところをグラフィカルに表示してくれる。 「GUIテスタ」はウインドウズアプリケーションの操作性テストを行うもので、 ある目的を達成するための操作系列が多数存在する時にでも、 誤り頻度が多い位置を検出してくれる。 通常複数の被験者を用いた操作性テストの分析には多大な時間と労力を要するが、 それを自動化した点は評価に値する。  (講演論文集 pp.231-234)

ユーザビリティー評価に基づく多機能電話機のインタフェース設計」
米村俊一、星公夫、浜田洋(NTT)
多機能電話にてよく利用される機能、 問い合わせの多い機能について被験者を用いた操作性テストを行い、 エラーの分析からその根本にある要因を推定し、 改善を行った事例について説明された。 エラー分析では、 エラーが起きやすい部分は、 操作系列を構文として捕えたとき 構文として混乱を招きやすい部分であるということを見つけ、 その点を改善している。 単に統計的分析により得られる結果だけでなく、 その奥に潜む要因を丁寧に分析し、 根本から解決を行った点は 操作性評価および操作性の改善を行うものにとっては参考になる。  (講演論文集 pp.235-238)

担当幹事 竹田 幸史(富士ゼロックス)

第12回ファジィシステムシンポジウム講演論文集 (964ページ) 販売中
価格:1部 9,000円

日本ファジィ学会事務局    EMAIL: soft @flsi.cird.or.jp
〒820-0067 福岡県飯塚市大字川津 680-41 (財) ファジィシステム研究所内
TEL:(0948) 24 3355   FAX:(0948) 24 3356

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第13回 ファジィシステムシンポジウム
(平成9年6月4日(水)〜6日(金),富山大学)
評価問題研究部会 オーガナイズドセッション
  1. 講演「対話型システムのユーザビリティ設計とその評価」
     小松原明哲(金沢工業大学)
    ご参考: 小松原明哲 「対話型システムの認知人間工学設計」技報堂出版 (1992) (講演論文集 pp.237-240)

  2. 講演「リスクの概念と評価方法」
     武井勲(青山学院大学)
    武井勲先生は, 著書 「リスク理論」海文堂 (1983)において, 経営学におけるリスク概念の種々の定義の紹介と分類をされておられ, 本講演でもそれを中心にお話しいただく予定です. 経営学におけるリスク概念の整理は, ファジィ理論においてしばしば行なわれている, 不確実性,不特性性などの種々のあいまい概念の定義, 分類に有益な知見となることが期待されます. (講演論文集 pp.241-244)

  3. チュートリアル講演「DEAの理論と応用」
     上田 徹(成蹊大学)
    (講演論文集 pp.677-680)

  4. 研究発表「DEA(包絡分析法)」
    「三角型ファジィ数を用いたDEA」
    上田 徹,上村 哲志 (成蹊大学工学部経営工学科)
    (講演論文集 pp.681-682)
    「重み制約付きDEAについて」
    前田豊,高橋範光,田中英夫(大阪府立大学)
    (講演論文集 pp.683-684)
    「Fuzzy DEA with Fuzzy Data」
    Peijun Guo and Hideo Tanaka (Osaka Prefecture Univ.)
    (講演論文集 pp.685-686)

  5. 研究発表「感性工学」
    「感性検索システムへの取り組みについて」
    今中武,三浦康史,九津見洋,小澤順(松下電器産業(株)中央研究所)
    筆者らは、ファジィ推論など曖昧情報を処理する手法を拡張、利用し、 「楽しい」、「便利な」などの感性的な言葉で情報を検索するシステムの 研究開発に取り組んできている。 これらのシステムの研究開発では、 感性的な言葉に含まれる個人差の処理手法などを提案し、実装している。 本稿では、具体例としてインターネットホームページ検索システムなどを紹介する。 (講演論文集 pp.893-894)

    「富士通における『印象の工学』の研究について」
    大沢光(富士通(株)感性技術推進部)
    通産省の産技プロ「人間感覚計測応用技術」の研究に関連し、また、人工知能やヒューマンインターフェイスの次のステップの技術として、感性情報処理を取り上げた。当初の目標は、人と同様のふるまいをする「心理感覚モデル」を中心に、印象語による検索や画像の印象評価など「デザイン支援システム」に関連した技術の研究開発であったが、現在では、「印象の計測」「印象の分析」「印象のモデル化」など、より基礎的な技術にも、研究開発の範囲を拡大している。研究開発の成果として、現在までに、印象の調査法の「自由申告法」、印象のモデル化の方法論の「同時関係分析法」、遺伝的アルゴリズムを応用した「多変量解析法」などを開発している。 (講演論文集 pp.895-896)

    「日立製作所中央研究所における感性情報メディア研究」
    北原義典((株)日立製作所中央研究所)
    日立製作所中央研究所における感性情報処理に対する研究の取り組み方針を述べ、特に、マルチメディアを対象とした「ユーザのための感性演出支援システム」について紹介する。本システムは、(1)感性テスタによる配色配置の適正度自動評価、(2)ユーザ音声の声質加工によるナレーション付与、(3)ユーザの入力した条件からのBGM自動生成の3つの特徴をもつ。 (講演論文集 pp.897-900)

    「日本ファジィ学会における感性工学研究」
    中森義輝(甲南大学)
    感性工学の発想と諸問題は,日本ファジィ学会に対して今後ますます重要な研究課題を提供するものと思われる。そこで,本発表では,日本ファジィ学会における感性工学への取り組みについて,総括と展望を試みる。 (講演論文集 pp.901-902)

  6. パネルディスカッション「感性工学をこう考える」
    司 会 中森義輝(甲南大学)
    パネラ 森典彦(東京工芸大学)
        長町三生(呉高等専門学校)
        清水義雄(信州大学)
        長沢伸也(立命館大学)
    研究発表の内容を受け、 感性工学について、 さまざまな立場からの見解をお話しいただきます。 特に、感性・感性工学・感性情報処理の定義や相互の関係、 感性工学の対応英語、 理論的・数学的背景あるいはアプローチ、 応用・適用範囲、 講演者自身の感性工学研究の動機・立場と研究内容の概要、 感性工学の今後の展開などについて議論いただきます。 (講演論文集 pp.903-918)
    パネルディスカッションの内容は、 日本ファジィ学会誌 Vol.10, No.3 (1998年6月号) pp.426-428 に掲載されています。

第 13 回ファジィシステムシンポジウム講演論文集 (918ページ) 販売中
価格:1部 9,000 円

日本ファジィ学会事務局    EMAIL: soft @flsi.cird.or.jp
〒820-0067 福岡県飯塚市大字川津 680-41 (財) ファジィシステム研究所内
TEL:(0948) 24 3355   FAX:(0948) 24 3356

[目次]


第 10 回 FAN インテリジェント・システム・シンポジウム
(平成 12 年 10 月 28 日 (土),29 日 (日) 明治大学 駿河台校舎 リバティタワー)
企画セッション「ファジィ評価」
(平成 12 年 10 月 28 日 (土) 9:50 - 10:50,シンポジウム 第1会場)
  1. 「単調ファジィ論理関数によるあてはめの評価」
    ○菊池 浩明,中西 祥八郎(東海大学 電気工学科)
    概要: ユネイトファジィ論理関数は,各変数について単調増加または 単調減少であるような関数である.本研究では,任意に与えられた 不完全な学習について,ユネイト性を仮定して,論理式を同定する 問題を考え,その近似能力を評価する.

  2. 「ファジィ積分を利用した相補律を満たしたファジィ論理関数」
    高萩 栄一郎(専修大学 商学部)
    概要: 加法形式の(定数係数を持った)ファジィ論理関数をファジィ測度で 表現できることより,本講演では相補項に対応する集合のファジィ測度の 割当式を提案し,ファジィ積分によるファジィ論理関数の計算が, 相補律(特に,A∨¬A = 1)を満たす事を示し,その性質を検討する.

  3. 「被修飾語の差異が程度副詞のメンバーシップ関数に及ぼす影響」
    吉川 歩(岡山大学 教育学部)
    概要: 「かなり」や「非常に」のような,いわゆる程度副詞は形容詞,あるいは 形容動詞を修飾することにより,それらの表す属性の程度を表現する機能を 持つ.この程度副詞の程度表現機能を種々の応用に用いる場合に,表される 程度が対象に依存せず安定であるか否かが重要な問題となる.
     そこで本稿では主観評定を通した実験結果を元に,被修飾語の差異が程度 副詞のメンバーシップ関数の形状に及ぼす影響を検討する.

シンポジウム ホームページ: http://www.sys.cs.meiji.ac.jp/fan00/

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収録事項の誤りや ご意見などがございましたら, 下記までお知らせ下さい.
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