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主催者からのご挨拶

第1回 曖昧な気持ちに挑むワークショップ講演論文集より転載
平成8年9月10日更新

第1回曖昧な気持ちに挑むワークショップの開催にあたって
日本ファジィ学会 会長 田中 英夫(大阪府立大学教授)

第1回 曖昧な気持ちに挑むワークショップ 開催にあたって
日本ファジィ学会評価問題研究会 代表幹事 室伏 俊明(東京工業大学助教授)

「第1回曖昧な気持ちに挑むワークショップ」の開催にあたって
日本ファジィ学会関西支部 支部長 江澤 義典(関西大学教授)

歩み続けるために,立ち返ること −ファジィ理論の人間への回帰−
第1回ワークショップ実行委員長 吉川 歩(京都工芸繊維大学助手)

第1回曖昧な気持ちに挑むワークショップの開催にあたって

日本ファジィ学会会長      
田中英夫(大阪府立大学教授)

 評価問題研究会関西支部とが中心になり,第1回の気持ちのワークショップを大阪工業大学で開催することになりました.このワークショップの副題は「ファジィ理論の人間への回帰」となっています.これは,ファジィ理論が誕生してから30年以上が経過し,もう一度原点に戻って人間の主観に関連した曖昧さの取り扱いを議論する必要性があると思われるからです.また一方,感性情報をどのようにとらえ,これをヒューマンインターフェイスにどのように活用すべきかなど,感性工学とネットワークとの関連などで最近話題になっています.このような時に「気持ちのワークショップ」という新しいワークショップが誕生したことは時期にかなっていると思われます.
 この新しい枠組のワークショップにおいて,もう一度ファジィ理論の原点に戻り,曖昧さの取り扱いに対する活発な議論が行われ,より時代にかなった概念・方法論・手法などが模索されますことを願っています.活発な討論,ホットな議論,楽しい集いを通して,新しい研究方面が芽生えますことを祈っています.最後に,お世話いただきました室伏(東工大),江澤(関大),吉川(京工繊大)の各氏に感謝する次第です.

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第1回 曖昧な気持ちに挑むワークショップ 開催にあたって

日本ファジィ学会評価問題研究会 代表幹事
室伏 俊明(東京工業大学助教授)

 日本ファジィ学会評価問題研究会は,1993年の発足以来,定例研究会,講習会,オーガナイズドセッションなど,主に関東で開催してまいりましたが,この度,大阪で関西支部との合同企画により第1回曖昧な気持ちに挑むワークショップを開催する運びととなりました.これを機会に関西におきましても活発に研究会活動を行なっていければと願っております.
 さて今回,日本各地から25件のご講演が集まりました.プログラムにもありますように,分野も,デザイン,感性,心理,測定,意思決定,測度,データ解析,システムと様々です.また,方法論も,心理学的なものから数学的なものまで幅広いものとなっております.けれども挑む対象は共通に「曖昧な気持ち」です.このワークショップで,分野や方法論を越えた,活発で実りある議論が生まれますことを期待しております.
 評価問題研究会では,本ワークショップを研究会の恒例行事として,毎年開催していきたいと考えております.初夏のファジィシステムシンポジウムや3月のファジィワークショップなどと並ぶ,ファジィ学会のメイン行事になりますよう努力していく所存ですので,今後とも何卒よろしくご指導,ご協力賜わりますようお願い申し上げます.
 最後に,本ワークショップでご発表ならびにご参加の皆様,オーガナイズドセッションを企画していただきました長沢伸也先生を始めとする日本デザイン学会デザイン方法論部会の皆様,会場をお世話いただきました和多田淳三先生,大変お力添えをいただきました関西支部の皆様,そして,本ワークショップ開催準備の労を一身でとられた吉川歩先生に厚く御礼申し上げます.

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「第1回曖昧な気持ちに挑むワークショップ」の開催にあたって

日本ファジィ学会関西支部 支部長
江澤 義典(関西大学教授)

 関西支部の支部活動としては、支部例会とか支部企画講習会を年度毎に数回開催していますが、その他に色々な研究会との合同ワークショップを適宜に企画開催しております。今年度は評価問題研究会(幹事:室伏俊明先生)が中心となって企画された表記のワークショップ(略称:気持ちのワークショップ)の記念すべき第1回目を関西支部にて開催できることになりました。
 このワークショップの企画段階から、本ワークショップの実行委員長である吉川歩先生(京都工芸繊維大学)には、インターネットメールを活用したオンライン委員会で全ての準備を統括的に実施して下さいました。また、実行委員である和多田淳三先生(大阪工業大学)には会場の手配について多くのお骨折りを頂きました。さらに、ご多忙中にも関わらずワークショップの司会を快くお引き受け頂いた先生方にもこの場をお借りして厚く御礼申し上げたいと存じます。
 一般に、ワークショップは研究成果の発表の場を提供するだけでなく、同様の研究分野に興味を持っている方々が一堂に会して、活発な討論を行い「新しい飛躍への可能性を発見する」という場でありたいものです。このワークショップの広報用に吉川先生が作成されたワークショップのホームページでは、最新のプログラムが公開されていて、各ご発表論文の概要もアップロードされていますので、ワークショップ当日は実り多い議論が展開できるものと期待しております。

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歩み続けるために,立ち返ること −ファジィ理論の人間への回帰−

第1回 ワークショップ実行委員長  
吉川 歩(京都工芸繊維大学助手)

 事業委員会から評価問題研究会へワークショップ企画実施の依頼が来たときに,次の2つの方針を決めました.1つは,多くの方に発表,参加していただけるようにするため,ワークショップのテーマを評価だけに限定しないこと,そしてもう1つは,評価問題研究会の中心的な行事の1つとして定期的に開催していくことです.
 立命館大学長沢先生のご発案によります「曖昧な気持ちに挑む」ワークショップというタイトルには,人間の行う種々の評価の根底をなし,ファジィ理論が提唱されるもとともなった「人間の気持ち,心地,主観の曖昧さ」の重要性を多くの研究者の方に再認識していただこうという思いと,そして更なる発展の可能性を秘めたこの分野をファジィ理論全体の発展の1つの牽引車として育てたいという希望が込められております.このような趣旨に御賛同いただきまして,全国各地の幅広い分野から当初の予想を上回る25件のご講演を得ましたことで,ワークショップ開催目的の1つは達成できたと思っております.さらに会場での意見交換,討論が,ご参加くださいました皆様各々の次の1歩を踏み出すための,有益なものとなることを願ってやみません.
 またこのワークショップは,評価問題研究会の中心行事の1つとして,次年度以降も定期的に開催することになっております.継続することにより関連分野とその研究者の裾野を広げ,学際色の濃いこの研究分野の発表の場を提供し,この分野そしてファジィ理論全体の発展に貢献し続けることを願っております.
 最後にこのワークショップを実現するためにご尽力くださいました,実行委員の皆様,評価問題研究会幹事の皆様,関西支部運営委員の皆様,司会者の皆様,講演者の皆様,そして参加者の皆様にこの場をお借りしましてお礼申し上げます.


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